汚れの放置は不衛生!ウォシュレットのノズルの掃除方法

今や現代人の生活に欠かせない存在となったトイレの「ウォシュレット」。きちんと掃除していますか?見逃しがちですが、ウォシュレットのノズルには汚れが溜まりやすいため、放置しておくと非常に不衛生です。

 

いつも気持ち良くウォシュレットを利用するためにもノズルは小まめに掃除しましょう。

ウォシュレットのノズルは細菌や黒カビの温床!

目には見えませんが、ウォシュレットのノズルには大腸菌、緑膿菌といった細菌が付着している可能性があります。しかも、ウォシュレットのタンク内の水は36℃~38と、細菌や黒カビの繁殖にうってつけの環境。つまり、ウォシュレットのノズルの汚れを放置しておくことは不衛生で、身体にとってとても危険なことなのです。

 

ウォシュレットは使用後、毎回ノズルを自動洗浄しますが、弱い水流のために表面を流す程度なので、こびりついた汚れを落とすことはできません。そのため、ウォシュレットのノズルは定期的に掃除することが必要です。

ウォシュレットのノズルにこびりついた汚れを撃退するには

まず、ウォシュレットのノズルの出し方は、取扱説明書で確認してください。※無理にノズルを引っ張ると故障の恐れがありますので、ご注意ください。

 

ウォシュレットのノズルにこびりついた汚れは、薄めた中性洗剤を含ませたトイレットペーパーで拭き取りましょう。中性洗剤の水分でトイレットペーパーが溶け始めるので、手早く拭くことがポイントです。拭き終わったトイレットペーパーは、そのままトイレに流してください。

 

拭き掃除で落ちない汚れは、歯ブラシで軽く擦り洗いします。擦り洗い後、もう一度、薄めた中性洗剤を含ませたトイレットペーパーでノズルを拭きます。最後にトイレットペーパーを流して、ノズルを元の位置に戻せば、お掃除完了です。

 

また、ウォシュレットのノズルの掃除は日課にすると良いでしょう。ウォシュレットには「ノズル掃除機能」が付いていて、スイッチを押すとノズルが飛び出て、水でノズル全体を洗います。このときに、トイレ掃除シートで拭き取ると簡単に掃除できます。

水回りは、住む人の健康に大きな影響を与える

ウォシュレットのノズルが細菌やカビの温床だったなんて、驚かれた方も多いかもしれません。ですが、ちょっとした掃除でトイレのウォシュレットは清潔さを取り戻します。

 

水回りは、住む人の健康に大きな影響を与えるもの。きれいを保ち、いつも快適に利用したいですね。

 

筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp