除菌効果で一石二鳥!手作り入浴剤の作り方
「お風呂掃除は正直めんどうだ」。そんなふうに思っていませんか?そんな人におすすめしたいのが「手作り入浴剤」です。除菌効果のある成分を加えた入浴剤を入れれば、入浴しながら浴槽をきれいにできちゃいます。
今回は、そんな一石二鳥の手作り入浴剤の作り方をご紹介します。
手作り入浴剤に加えたい「クエン酸」と「アロマ精油」の力
今回ご紹介する入浴剤は、重曹とクエン酸があれば簡単に作ることができます。「ナチュラル洗剤」として、重曹と人気を2分するクエン酸は、レモンなどの柑橘類や梅干しの酸っぱさと同じ天然成分で、身体に触れても安全です。
そんなクエン酸を重曹に加えると、反応してシュワシュワと発泡。美肌効果を期待できる上に、クエン酸の殺菌作用でバスタブの掃除がしやすくなります。それは、酸性のクエン酸には、アルカリ性の石けんカスや水アカを落とす効果があるからです。さらに、クエン酸には、細菌の増殖を抑える殺菌効果と消臭効果も備わっています。
また、今回の入浴剤には、アロマのラベンダー精油も使用します。天然の樹木や草花から抽出したアロマ精油は、リラックス効果や美肌効果だけではなく、殺菌効果もあり、入浴剤にはぴったりです。
ラベンダー香る手作り入浴剤の作り方
【用意するモノ】
・重曹 大さじ2 ※食用を使用
・クエン酸 大さじ1 ※掃除用は不可
・コーンスターチもしくは片栗粉 大さじ1
・ラベンダー精油(天然アロマ精油)5滴
・水 少々
・ボウル
・ラップ
【手順】
1.ボウルに、重曹とクエン酸、コーンスターチもしくは片栗粉を入れ、水を1滴ずつ加えてよく混ぜます。※このとき、水を一気に入れるとクエン酸と重曹が反応し、発泡して固まらなくなるので、1滴ずつ様子を見ながら加えてください。
2.ギュッと指で押すと固まるようになったら、ラベンダー精油(5滴以下)を加えてよく混ぜます。※精油は凝縮されているため、6滴以上は加えないようにしてください。
3.ラップに包んで丸めます。3~4cmほどの円形に押し固めるように丸めたら、そのまま半日~1日乾燥させます。
4.乾いたら、完成です。空気中の湿気と反応させないために、乾燥剤を入れた密閉容器で保存しましょう。※時間が経つとラベンダーの香りは薄れますが、効果は変わりません。
シュワシュワと発泡する手作り入浴剤で、身体も浴槽もきれいに
シュワシュワと発泡する入浴剤を浴槽に入れれば、入浴時の気分も上がるはず。身体も浴槽もきれいになるなんて、一石二鳥ですよね。ぜひ、お風呂タイムを楽しんでください。
※ただし、浴室を清潔に保つには定期的なお風呂掃除は必要です。
筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp