快適な水回りをつくるリフォームの秘訣【お風呂編】

前回の【トイレ編】に続き、今回は「快適な水回りをつくるリフォームの秘訣【お風呂編】」と題し、お風呂をリフォームする際のポイントをご紹介します。

お風呂のリフォームで起きる失敗あるある

「家の中で掃除したくない場所」としても常に上位をキープするお風呂。このような悩みがよく聞かれます。

 

・湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい
・床に段差があり、つまずきやすくて危ない
・床がタイル張りで冬季はとても冷たい
・掃除しづらく、排水も悪い
・バスタブにヒビが入っている
・バスタブが狭い

 

これらの悩みを解決するための手段としてリフォームがありますが、残念な結果を招いてしまうことが少なくありません。以下、お風呂のリフォームで起きる失敗あるあるも併せて見てみましょう。

 

・リフォーム前よりバスタブが狭くなった
・カタログの写真やイメージと違う
・洗い場が広すぎる
・ジェットバスなどの多機能を使いこなせない
・商品代の他に工事費などを確認しなかったために予算を大幅にオーバーした

お風呂リフォームで失敗しないために押さえておきたい5つのポイント

お風呂をリフォームする際、このような失敗をしないためには以下5つのポイントを押さえましょう。

 

1.カビが発生しやすい壁や床の材質は、目地が少ないものや水はけの良いものを選ぶようにしましょう。

 

2.お風呂の快適さは、入浴時に足を伸ばせるかどうかで決まります。バスタブの長さは最低140cmを目安に選びましょう。

 

3.洗い場は広ければ広いほど良いというわけではありません。広すぎると浴室が暖まるのに時間がかかりますし、掃除の手間が増えて非効率です。家族の人数や介護の必要性など、入浴スタイルを考慮して広さを決めましょう。

 

4.機能が多すぎると、結局は使いこなせないことも。ジェットバスなどの機能は、我が家にとって本当に必要なのかを吟味するようにしましょう。

 

5.費用の見積もりを必ず数社から取りましょう。商品代や工事費など、どのような費用がかかるのかを確認し、納得してからリフォームを依頼してください。

疲れを癒すバスタイムは、清潔で快適な浴室があってこそ叶えられる

なお、リフォームを依頼する前には、ショールームで実際に体験することをおすすめします。可能なら素足で浴室に入って確認しましょう。

 

一日の疲れを癒すバスタイムは、清潔で快適な浴室があってこそ叶えられます。憧れの浴室を手に入れるため、ショールームを訪問したり、専門業者に話を聞いたりして、お風呂リフォームを成功させましょう。

 

筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp