蒸し暑さを解消!熱中症を予防するトイレの暑さ対策

暑い夏。最近では、熱中症が社会問題になっていますが、屋外はもちろんのこと室内でも要注意。

 

あるデータによると、自宅における熱中症の発生場所で多いのは「居間・リビング」と「寝室」に続いて「トイレ」だそうです。

 

そこで今回は、熱中症予防にもつながる「トイレの暑さ対策」をご紹介します。

トイレの暑さ対策(1)窓や扉を開けて換気しよう!

熱中症の発生場所の中でも「居間・リビング」「寝室」では、エアコンを使用すれば室内の温度は下がり、快適な空間となります。しかし、トイレに関してはどうでしょうか?

 

リフォーム業者さんに依頼してエアコンを設置することは可能だと思いますが、用を足す数分しかいない狭い場所でエアコンを付けたり切ったりするのは経済的にも非効率です。そうなると、エアコン設置以外の方法で暑さ対策を考えなければなりません。

 

まず、どこの家庭でもすぐにできるのが「換気」。窓を開けるだけでサウナ状態になっているトイレの空気を入れ替えることができます。

 

ただし、注意点がひとつ。窓から直射日光が差し込んでいる場合、開けても暑いままです。その際は、窓の外に簾を設置しましょう。100円ショップやホームセンターで購入した簾を窓に沿って掛けるだけで直射日光を防ぎ、トイレの内の温度は下げることができます。なお、トイレに窓がない場合は、換気扇を回しておきましょう。

 

また、トイレに入る前に扉を2、3回大きく開け閉めしてください。トイレ内にこもった熱気を外へ一気に出すことができます。

トイレの暑さ対策(2)扇風機やうちわを活用して体感温度を下げる!

次に、熱中症を防ぐには体感温度を下げるのも効果的。役立つ身近な家電が「扇風機」です。

 

扇風機を置く場所が確保できないときは、壁掛け扇風機や、持ち運びに便利な乾電池式の小型扇風機がおすすめです。扇風機の風がトイレの空気を循環させるため換気効果もあり、室内の温度を下げる効果も期待できます。

 

扇風機の他には、うちわをトイレに置いておくのも手軽で良いですね。

2つのポイントを押さえたトイレの暑さ対策で熱中症を未然に防ごう!

これからの季節、ますます暑くなることが予想されます。

 

「換気をして、室内の温度を下げる」
「扇風機やうちわで風を起こし、体感温度を下げる」

 

これら2つのポイントを押さえたトイレの暑さ対策で熱中症を未然に防ぎましょう。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/