キッチンシンクをリフォームするなら、やっぱり大理石が良い?

キッチンシンクをリフォームする際、その素材の候補として挙げられる「大理石」

 

おしゃれな大理石のワークトップ(天板)は、まさに憧れで高級なイメージがありますが、大理石にはどのような特徴があるのでしょうか?

インテリア性が高い人工大理石はおしゃれな空間作りに適している

主要キッチンメーカーが採用している人工大理石は、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした人工素材で、キッチンシンクなどに使用されています。

 

例えば、ステンレスのキッチンは、無機質であるがゆえに好き嫌いが分かれやすい傾向に。それに比べて、人工大理石は、光沢感やマット感といった質感や色、デザインが多彩であるため、インテリア性が高く、大変人気です。

 

キッチンと一体型のLDKでは、カウンタートップやキッチンはインテリアの一部。今、流行りのアイランド型キッチンも“見せるキッチン”ですから、インテリア性は無視できません。人工大理石は、リビングとの統一感を持ったおしゃれな空間作りに適しているといえるでしょう。

高級感あふれる人工大理石にも弱点はある

しかし、そんな人工大理石も万能ではなく、一般的に弱点もあります。あらかじめ確認し、注意しましょう。

 

・熱い鍋を直置きすると変色しやすい。
→鍋敷きを使うようにしてください。

 

・紫外線の影響を受けて色調が黄ばむ恐れがある。
→真っ白なタイプを選ぶときは、要注意。反対に、濃い色を選ぶ場合は、クレンザーなどで、うっすらと白く変色することもあります。

 

・錆びた鍋を置いておくと「もらい錆」がつきやすい。
→キッチンの天板やシンクに錆びた鍋を長時間放置しないようにしましょう。

 

・こぼした醤油など濃い色の液体を放置しておくとシミになりやすい。
→すぐに水やお湯で流し洗いましょう。

 

・固くて重たいものを落とすと天板が破損しやすい。

 

・年数とともに傷がつきやすい。

人工大理石のキッチンにリフォームすれば素敵な暮らしを実現できる

そして、憧れの人工大理石でキッチンをリフォームするなら、ショールームやカタログでしっかりとチェックしましょう。また、お手入れを怠らなければ、先に挙げたような弱点の多くは克服できます。

 

人工大理石のキッチンにリフォームすれば、お料理のモチベーションもアップして、家族や友人とのコミュニケーションがより楽しくなること間違いなしです。

 

筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp