キッチンのゴミ箱が臭い!生ゴミから漂う悪臭を防ぐ方法
キッチンのゴミ箱から漂うイヤな臭いに困っていませんか?食材を調理する清潔な場所だからこそ、さわやかな空間を保ちたいものです。
そこで今回は、キッチンのゴミ箱の悪臭を防ぐ方法をご紹介します。
悪臭の正体「菌」にとってキッチンのゴミ箱は絶好の条件が揃う場所
キッチンのゴミ箱から漂う嫌な臭い。その正体は、生ゴミの中で繁殖する「菌」です。
菌は、栄養素・水分・温度・酸素の4条件が揃うと繁殖しやすくなりますが、そもそも高温多湿のキッチンは、菌にとって最適の場所。特に、栄養素が豊富なゴミ箱には、絶好の条件が揃っているのです。
まず、菌の繁殖を抑えるために、生ゴミの捨て方を工夫しましょう。
ゴミ箱に捨てる前に、生ゴミはしっかりと水切りしてください。そして、ビニール袋に入れ、口をしばって密封してから捨てます。生ゴミは、小まめに捨てるようにしましょう。くれぐれも三角コーナーやシンクのゴミ受けから、そのままゴミ箱に捨てないように。むき出しの生ゴミは悪臭の元です。また、魚や肉が入っていた発泡スチロールのトレーもキレイに水洗いしてください。水分を拭き取ってから捨てましょう。
そして、捨てた生ゴミの上から重曹を振りかけてください。アルカリ性の重曹が、生ゴミの酸性の臭いを中和して消臭してくれます。さらに、ゴミ箱の底や内側に新聞紙などを敷き、そのうえに大さじ2~3杯の重曹を振りかけておくのもおすすめです。重曹には除湿効果もあるため、腐敗につながる水分を抑えることができます。
なお、被せるビニール袋は2~3重にして、ゴミ箱はフタ付のモノを使い、必ず閉めるようにしましょう。
ゴミ箱自体に腐敗臭が染みついているかも。漂白剤や除菌アルコールで掃除を
もし、上記の方法でゴミを捨てても悪臭が消えない場合は、ゴミ箱自体に腐敗臭が染みついてしまっている可能性があります。プラスチック素材は臭いが付着しやすいため、たとえ抗菌仕様のゴミ箱であっても完全に防ぐことは難しいのです。
ゴミ箱に染みついてしまった嫌な臭いは、以下の方法で取り去りましょう。
1. ゴミ箱を水洗いした後に水を溜め、決められた容量の漂白剤を入れます。
2. 20~30分放置し、よく水洗いしてから乾かします。
なお、いつものお手入れは水洗いだけでなく、キッチン用の除菌アルコールで拭き掃除しましょう。
生ゴミを捨てる際の工夫やゴミ箱の正しい掃除方法を続けよう!
見た目がキレイなキッチンも、生ゴミの臭いがしたら台無しです。生ゴミを捨てる際の工夫や、ゴミ箱の正しい掃除方法を継続すれば、嫌な臭いから解放されます。
衛生的なさわやかなキッチンだと、調理するのがますます楽しくなるでしょう。
筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp