掃除しにくい洗面台の隙間汚れ。キレイに取り除くには?

洗面台の隙間汚れ、気になりませんか?

 

せっかく洗面台を掃除しても、隙間には汚れが残ってしまいがちです。そこで今回は、掃除しにくい洗面台の隙間汚れをキレイに取り除く方法をご紹介します。

洗面台の隙間汚れ。場所によって“汚れの正体”は異なる

洗面台の掃除で厄介なのが隙間汚れ。洗剤を使用してスポンジで擦っても、隙間汚れは取れていないことがほとんどです。

 

隙間汚れが発生する場所は主に3つ。場所によって“汚れの正体”が異なります。

 

1.鏡の下の隙間汚れ
鏡の隙間に入り込んでいる汚れの大半は「ホコリ」。その上から水垢や飛び散った歯磨き粉が重なることで隙間に詰まっています。この隙間汚れは、使用済みのプラスチックカードを使って掻き出していきましょう。

 

2.蛇口や水栓回りの隙間汚れ
蛇口や水栓回りの隙間汚れの正体は「水垢」です。石灰化していることが多く、擦っても落とすことができません。そのため、重曹とクエン酸をプラスすることがポイント。

 

水でペースト状にした重曹を隙間汚れに塗布し、使用済みのプラスチックカードで擦り落としていきます。その上からスプレーボトルに入れたクエン酸水(水200ccにクエン酸小さじ1を混ぜたモノ)を吹きかけて汚れを拭き取りましょう。重曹の研磨作用でこびり付き汚れをはがし、水垢を分解するクエン酸の作用が隙間汚れに浸透して汚れを除去することができます。

 

3.洗面台と壁のコーキングの隙間汚れ
洗面台と壁のつなぎ目のコーキングはゴムでできているため、ホコリが吸着しやすく、そのうえ水が溜まりやすいので、カビが繁殖していることが少なくありません。また、強く擦ると傷つき、その隙間にカビが繁殖する恐れもあるため、ゴシゴシを擦る掃除方法はNGです。

 

まず、洗面台と壁のコーキングの間に溜まったホコリをスポンジや柔らかい毛束のハケで払い落しましょう。麺棒でホコリを取っていくのもおすすめです。いずれも強く擦るのではなく、拭い取るという感じで除去してください。カビが繁殖している場合は、コーキング部分にキッチンペーパーを被せ、その上からカビ取り剤を塗布し、しばらく放置しておくと効果的にカビを除去することができます。

洗面台の隙間汚れを予防する方法

せっかく隙間汚れを除去したら、すぐに汚れるのを避けるため、しっかりと予防しておきましょう。

 

1.鏡の下の隙間汚れ
洗面所に掃除機をかけるとき、床だけでなく洗面台のホコリも吸い取るようにしてください。隙間に入ったホコリも忘れずに吸い取るようにしましょう。

 

2.蛇口や水栓回りの隙間汚れ
歯磨きや洗顔で使用したタオルを使って、洗面台をこまめに拭うようにしてください。水を拭き取ることで水垢汚れの付着を防ぐことができます。

 

3.洗面台と壁のコーキングの隙間汚れ
コーキングにろうそくを直接塗ってください。ろうそくの効果で水や汚れをはじいてくれます。汚れはもちろん、カビの繁殖も防げます。

大掃除では洗面台もすっきりキレイに!

今回、ご紹介した掃除方法を実施すれば、洗面台の隙間汚れをキレイに取り除くことができます。

 

これから大掃除の季節。この機会に洗面台をすっきり掃除して、気持ちよく新年を迎えましょう。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/